新・観光立国論‐デービッド・アトキンソン
- 作者: デービッドアトキンソン
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2015/06/05
- メディア: 単行本
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著者は外国人を呼び込む観光立国に重要な要素を、
1気候
2食事
3文化
4自然
だとする。
その上で、「日本流のおもてなし」や「ユルキャラ」「電車が時刻通りにくる」など、
集客に繋がらない部分をアピールする日本に疑問を呈する。
本後半は著者の関わる業界である「文化財」にフォーカス当てすぎな感もあるけど、概ね納得できる議論。
観光業界や観光政策は、比較的近場からくる日本人旅客と、わざわざ遠くから極東の島国にまでくる外国人とでアプローチを分けて考えられてない感じがありますね。
そりゃあ近くから静養にくるなら「おもてなし」の充実しているところを選ぶってこともあるかもしれないけど、遠くからわざわざくる選択要因にはならない。
また、各国・人種等にきちんとピントを合わせた「おもてなし」って視点もまだ薄いだろう。